teinenchallenge’s blog

普通のサラリーマンが充実した定年後を目指します

墨田川堤

f:id:teinenchallenge:20210504212555j:plain

墨田川堤

 

長命寺の思い出は何といっても桜餅。
1個約300円とお高い。
6個入り一箱を注文すると時間がかかっている。
注文してから箱に入れているのでしょう。
御餅は鮮度と水分が大切です。
宮崎県の高岡にある長餅は午前中で売り切れるほどの人気で、購入してすぐに食べると柔らかくてとてもおいしいのですが、夕方になると乾燥して固くなってしまいます。
普段桜餅など食さないが、墨堤の桜の葉を使った桜餅は本当においしかったですです。
広重の絵にも女性が手に下げる長命の桜餅が描かれています。
自宅に持ち帰ってウンチクを語りながら家族にあげましたが感動される事もなく粛々と完食。

江戸時代の墨堤は今より内陸部にあったそうで、今の堤防とは違うのですが、そんな野暮な事は気にせずにタイムスリップした気分で堤防を歩いていきます。
コロナ禍で多くの公園や美術館が閉鎖されているのでネットで開園時間を確認して向島花園に向かいますが、何と閉園中。
ホームページに掲載しといてよ!
なぜ今回のお目当てが百花園なのか。
永井荷風の日和下駄に載っていたから。
「半枯れかかっている病樹の下に立って更に珍しくもない石碑の文をよみ、
また朽廃した林亭の縁側に腰をかけては、下水のような池の水を眺めて、
猶且つ倦まずに半日を送る。」
散々こき下ろしつつ電車とタクシーを乗り継いで百花園によく通うと書いてあります。

有名な公園は大名庭園であることが多いですが、ここは珍しく骨董商が作った庭。
今回中に入れなかったのでウンチクは省略します。
百花園に入れないとなると佐藤菊塢や、百花園に集う江戸後期の文人達により選ばれた墨田川七福神巡りも始まりません。

水戸徳川家下屋敷だった隅田公園の片隅にある牛嶋神社

菅原道真を祭る神社なので、撫でる牛や飛梅がシンボルになっています。

岩瀬鴎所の供養碑がある白髪神社。

墨田区江東区は未開の地、まだまだ史跡巡りは終わりません。